ベビーパウダー タルク [社会]
ベビーパウダーに使われているタルクに
アスベスト(石綿)が混ざっていると騒がれていますね。
そもそもタルクとはなんでしょうか？
水酸化マグネシウムとケイ酸塩からなる鉱物で粘土鉱物の一種であるそうです。
自然の鉱物だから安全じゃん。
というわけではありません。
アスベスト(石綿)だって自然の鉱物です。
このアスベストは断熱性に優れ加工もしやすいということで、
建設業界にはなくてはならなかったものです。
ただ、長期間肺などにたまった場合
発がん率が数十倍に高まるということで
日本では1975年9月に吹き付けアスベストの使用が禁止されました。
今ではほとんどアスベストは使われることはありませんが、
1980年以前に建築された建物を壊すときには
大量に発生してしまい現在も深刻な問題とされています。
そんなアスベストがベビーパウダーに入っていたら大変ですよね。
以前、
手術用のゴム手袋を再利用する際に使っていた
タルク」アスベスト（石綿）が含まれていたことが原因と
産婦人科医院の准看師のさんが中皮腫になっていましたね。
医療機関で使用する手袋に付着したタルクで
国から労災認定を受けたのは初めてだそうです。
ところがタルクは、
ベビーパウダーやファンデーションや口紅などに多く使われています。
厚生労働省がタルク製造する業者に
抜き打ちでタルクに対するアスベストの含有量を調査したところ
33業者中1業者に微量のアスベストが検出さたそうです。
タルクに対しては過剰に反応しているようですが、
やはりベビーパウダーに入っていたら怖いですよね。
「このベビーパウダーにはタルクは使っていますが
アスベストは入っていないので安全です！」
という項目を明記した方がよさそうですね。
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